岩合光昭写真展

開催期間: 2022年6月4日〜7月10日
場所: 東京都写真美術館
入場料: 800円

【感想】

NHKのBSプレミアムで時々放送している『岩合光昭の世界ネコ歩き』が好きです。
だからか、岩合さんと言えば「ネコ」というイメージが強かったんですが、野生動物も数多く撮られてるんですよね(本来はコッチが主なのかな)。

本展覧会は、南米大陸中央部に位置する世界最大級(本州とほぼ同じ大きさ)の熱帯湿地・パンタナールで撮影された様々な動物たちの写真展です。
もちろん、作品は野生動物のドキュメンタリーなんですが、芸術写真としても見られる完成度の高さ!
タレントアニマルじゃないの?って思ってしまうくらいのポーズに、バシッと決まった構図で、『世界ネコ歩き』を見てても思いますが、動物の方から、岩合さんの被写体になろうとしているみたいです。

弱肉強食、食うか食われるか、という世界を撮りつつも、血生臭さみたいなものは感じられず、岩合さんの動物愛に溢れた写真が多いので、見ていて気持ちいいです。
会場の中程に、パンタナールを訪れた経緯などが書かれた説明があったんですが、そういうのも結構興味深くて。
全部で100点余りの作品ですが、どれも見入ってしまって、周るのに1時間くらいかかったかな。