本当なら東京オリンピックの陸上競技予選のチケットが当たっていたので、その時、行けるはずだったんですよね。
で、一度は中に入ってみたいと思っていたら、なんとスタジアムツアーをやっているではないですか!
競技場の設計者は、世界的建築家(と言われている)隈研吾氏。
まあ確かに凄い方ですが……。
私は大学時代、建築を専攻していて、当時は「ポストモダン」というスタイルが流行ってたんですが、隈さんが作った「M2ビル」というのが、まあ酷くて 苦笑。
それ以来、どうも信用できないというか。
唯一、尊敬できるのは、よくあの建物でクライアントを説得できたな、ということくらい。
最近では、木を多用した建物(国立競技場もそうですが)を多く設計してますが、施工するのもメンテナンスするのも大変そうだなというものばかりで。
とは言え、国立競技場は、世紀のビッグプロジェクトだったので、見ておきたいと思ったわけです。
正面は、こちら側(南側)になるんでしょうか。
検温・消毒を済ませ、自分でリストバンドをつけて入場します。
説明の係員とかは同行せず、自由に周れるシステムです(一応、順路は決まってますが)。
まずは、入ってすぐにエレベータで地下2階へ。
地下2階といっても、外苑西通りと同じレベルで、要は入り口を1階としているみたいです。
地下2階は駐車場で、その一角に「サインウォール」がありました(陸上の桐生選手のサインも)。
焦る気持ちを抑えて、まずはここの見学を。
両サイドには選手用のロッカールームがあって、ここも自由に見学することができます。
1台だけですが、実際のハードルも置いてあって、その高さにビックリ。
よく「ハードルが高い」って言いますが、いやいや「そもそものハードルは高かった」ことを思い知りました。
スタッフの方が、要所要所にいて、「ロッカールームはご覧になりましたか?」など、見忘れがないように声かけしてくれるのも有り難かったですね。
まあでも、こんな前方の席だったら、さぞやチケット代も高いんでしょうね。
しばらく椅子に座って休憩しました。
この客席を上ったところが、いわゆる1階となりますが、残念ながら売店などはやってませんでした。
4階は展望デッキがありますが、もちろん客席もあります。
選手は遠くて観えにくくなってしまいますが、会場全体の雰囲気もわかるし、意外といい席かも。
この日は真夏日だったんですが、風も適度に通って、気持ちよかったですね(冬は寒いのかな?)。
ツアーで回れるのは、ここが最後です。
でも、再入場も可能らしいし(リストバンドは外さないように)、入場の際は時間を予約しますが、一度入ってしまえば、退場時間は決まっていないので、気の済むまで堪能することができます。
ただ、食事をするところがないし、自販機もスタジアムの中にはないので、ゆっくりと休憩するのは難しいかも。
トイレは綺麗でしたが、温水洗浄便座ではなかったのが残念。
トイレ先進国の日本を見せてほしかったですね。
スタジアムの外構は広々してベンチもありましたが、今日のように暑い日は、日差しを遮るものがないので、かなりシンドイかも。
スタジアムの周りには、聖火台(1964年の時のものと2020年の時のもの)などもあるので、お見逃しなく(ここは誰でも見られます)。
そして、ツアーの最後に、スマホでアンケートに答えると、チケットセンターでお土産をくれました。
コンペの時にはスッタモンダありましたが、なかなか良くできたスタジアムだったかな 笑。
一度、ここでスポーツ観戦してみたいと思わせてくれました(2025年の世界陸上とか)。
ちなみにツアーは不定期開催なので、ホームページで確認してください。
VIPエリアにも行けるツアーがあるらしいですが、ちょっとお高め(3000円)ですね。