作・演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演: 宮沢りえ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、水川あさみ、峯村リエ、小池栄子
観劇日: 2024年2月28日(水) 12:30
上演時間: 第1部(95分) / 休憩(20分) / 第2部(65分)
劇場: シアタークリエ
チケット代: 12,500円(16列) [パンフレット代:2,000円]
【感想】
よくぞこれだけ豪華な女優さんたちを集められたもんです。
個人的には、ここに緒川たまきさんも加わって欲しかった 笑。
何十年か前のとある国。
この国では、西と東に分かれた内戦が長いこと続いています。
若い男性の多くが戦死してしまった(?)ため、今では女性や子供までが戦地に送り出されている状況です。
軍事産業で財をなした西側の邸宅には、作家のマーゴ(宮沢りえさん)、妹・ドミー(鈴木杏さん)、母・グルカ(峯村リエさん)、使用人・ネネ(犬山イヌコさん)、病気で寝たきりの父親、そして付きっきりで看病している秘書のソフィー(水川あさみさん)が暮らしています。
マーゴには夫がいましたが、半年ほど前に出て行ったきりで消息不明。
時折、手紙が届きますが、ドミーが読んでマーゴには隠しています。
そんなある日、マーゴの熱烈なファンのナッツ(小池栄子さん)がやってきて……。
セットは、彼女たちが暮らしている邸宅です。
シーンによって(セットチェンジせずに)リビングになったり中庭になったりする、ケラさんの舞台では時々見かける例のやつです。
この構造を逆手にとって、庭にいるていのネネにグルカが室内から話しかけて笑わせたりするシーンも。
プロジェクションマッピングは今回も見事でしたが、オープニングのキャスティング紹介はありませんでした。ちょっと楽しみにしていたんですが。
ここから先はネタバレになりますのでご注意を。
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