やっぱし舞台が好き!

芝居、ミュージカル、バレエ、ダンス、クラシック、コンサートなどの舞台観賞が大好きです。 観劇の個人的な感想をつらつらと書いてます。 たまに、ちょっとした体験談や気になったことも・・・。

鈴木保奈美

【観劇】レイディマクベス

レイディマクベス

レイディマクベス

作: ジュード・クリスチャン
演出: ウィル・タケット
出演: 天海祐希、アダム・クーパー、鈴木保奈美、要潤、宮下今日子、吉川愛、栗原英雄
観劇日: 2023年10月2日(月) 18:30
上演時間: 第1部(1時間15分) / 休憩(15分) / 第2部(45分)
劇場: よみうり大手町ホール
チケット代: 13,000円(7列) [パンフレット代:2,500円]


【感想】

とても豪華な顔ぶれ!
しかも題材が「マクベス夫人」ときたら、期待が高まります。

レイディ(天海祐希さん)は、自らも戦場に赴き、数々の功績をあげていました。
その中で、マクベス(アダム・クーパーさん)と出会い、結婚して、娘(吉川愛さん)を授かります。
レイディは、再び戦場に戻ろうとしますが、出産による体の不調で、その願いは叶いません。
そんな時、国王ダンカン(栗原英雄さん)が、後継者を選ぶと宣言しますが……。

のような"あらすじ"が載っていたので、いわゆる『マクベス』のサイドストーリー的な展開かと思ってましたが。

ここから先は、ネタバレになってしまうので、ご注意を。


-------- 以下、ネタバレ --------------------

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【観劇】セールスマンの死

セールスマンの死

セールスマンの死

作: アーサー・ミラー
翻訳: 広田敦郎
演出: ショーン・ホームズ
出演: 段田安則、鈴木保奈美、福士誠治、林遣都、鶴見辰吾、高橋克実、町田マリー、皆本麻帆、安宅陽子、前原滉、山岸門人
観劇日: 2022年4月12日(火) 13:00
上演時間: 第1部(65分) / 休憩(20分) / 第2部(75分)
劇場: PARCO劇場
チケット代: 11,000円(F列) [パンフレット代:1,500円]


【感想】

一昨年(2020年)のスジナシで、舞台進出にも意欲を見せていた鈴木保奈美さん。
段田安則さんもお久しぶりですね。
設定は1950年のアメリカですが、つい最近の日本の話かと思うような内容で……。

ウィリー(段田安則さん)は地方を旅するセールスマン。
しかし、もう63歳で、かつてのような成績も上げられず、給料も減らされて、さまざまなローンの返済にも困っている状況です。
二人の息子(福士誠治さん、林遣都さん)は30を過ぎても、まともな仕事に就かず、家族の関係は微妙になっています。
そのせいもあるのか、最近のウィリーは独り言も多く……。

アメリカって、広い家に住んで、仕事も合理的にステップアップしていくみたいな印象を持っていたので(まあでもよく考えれば、そんなアメリカ人ばかりじゃないはずだけど)、何十年も同じ会社で、しかも条件が悪いのに居続けるっていうのが、とても日本的に見えてしまいました。
家のダイニングキッチンもアメリカっぽくなくて。
細かいですけど、キッチンの戸棚が開き戸じゃなくて引き戸になっているところとか。
まあそれはさておき。

老兵”って言葉がありますが、ウィリーはまさにその状態。
鬱なのか認知症なのか、しばしば差し込まれる妄想とも思い出とも取れるシーン。
会社のため、家族のために働いてきた男の悲哀が滲んで、いたたまれなくなってきます。
唯一、妻(鈴木保奈美さん)だけが、ずっとウィリーの味方であり続けているのが救いだったかな。
でも、それもビフ(福士誠治さん)との関係が悪化した原因を知らないからだけかも。

舞台の中央には、黄色い冷蔵庫が置かれていて、それは幸せな家庭の象徴のようにも思えますが、エンディングでは……。

近年、”老害”なんて嫌な言葉が流行ってますが(確かに老害と呼びたくなる行為も多いでしょうけど)、これまで頑張ってきた人に対して、もっと優しくしてあげてほしいと、老兵になりつつある私は思うのでした。


※この作品って、最近では風間杜夫さんが演ってましたよね。NHKで放送していたのを録画してたはずなので、あとで観てみようと思います。

【生配信】スジナシ BLITZシアター Vol.12(ゲスト:鈴木保奈美)

出演: 笑福亭鶴瓶、鈴木保奈美、中井美穂(案内人)
観劇日: 2020年9月9日(水) 19:00
上演時間: 約2時間(途中10分休憩)
劇場: 赤坂BLITZ
チケット代: 2,500円(配信)


【感想】

スジナシは、ほぼ毎回、少なくとも誰か一人は観に行ってたんですが、今回はちょっとパスしてしまいました。
でも、やっぱり気になる。
ということで、生配信で観ることに
最近は動画配信が増えてきましたが、今まではどうも食わず嫌いというか……いまいち食指が動きませんでした。

今回観ようと思ったのは、「生」であるということと、そのため「ノーカット」であるということ
スジナシは、関東では、上演したその夜中にテレビでも放送するんですが、即興劇が始まるまでのオープニングトークとかが、ばっさりカットされてしまうんです。
私は、即興劇以上に、この最初の30〜40分間のおしゃべりが好きで、ゲストの方が、だんだん緊張していく様子とか、普段は見られない姿を拝見するのが楽しみです。
そして、その緊張感からの即興劇という一連の流れが「スジナシ」の醍醐味だと思っています。
で、生配信なら、このへんも観られるだろうと。

vol.12は、第一夜が市村正親さん、第二夜が志尊淳さん、最終夜が鈴木保奈美さん。
この中から、舞台ではお目にかかれない鈴木保奈美さんの回をチョイスしました。
上演10分前にパソコンをセットし、テレビにChromecastで飛ばして、開始を待ちます。
19時を2分ほど過ぎて、無事に開幕。
心配していたネットワーク切れも起きることなく(途中2回ほどChromecastの遅延がありましたが)、ストレスなく観ることができました。
スジナシのスタッフのカメラワークも見事ですしね(あのカメラ割をぶっつけ本番でやるって凄いです)。

ゲストの鈴木保奈美さん、マニッシュな服装で登場です。
カッコいい装いとは裏腹に、かなり緊張されてるのが画面越しにも伝わってきます。
スジナシのファンで、何回か観に来られたこともあったらしい(天海祐希さんの回にもいらしてたらしい)ですが、今回は、前の二人(市村正親さん、志尊淳さん)は緊張で観られなかったとか。
この一週間は、ほぼ拷問状態だったともおっしゃってました。

今夜の設定は「空き店舗物件」。以前はスタイリッシュなブティックだった感じ。
鶴瓶師匠と鈴木保奈美さんが、同時に入ってくるというスタートです。
師匠は、誰かを案内しているみたいで、鈴木保奈美さんは、スーツケースを引っ張って「ただいま」と入ってきました。
どうやら師匠は、このブティックのオーナー兼デザイナー。
鈴木保奈美さんは、師匠の弟子で、数年前からニューヨークで活躍しているようですが、二人とも、このコロナの影響で経営が苦しくなり……。

スジナシって、出演者によっては、カマしてくるというか、奇をてらったアイデアを盛り込んでくる人もいますが、今回は、結構オーソドックスな設定。
でも、その方がどうにでも転がって、うまくいくことが多いように思います。
シリアスになりすぎず、ドタバタにもなりすぎず、ちょうどいい塩梅の展開でした。
タイトルは『馬の値段』となりました。

生配信でのスジナシは、いつもと違ったことが3つ。
ひとつは、登場人物の名前を予め設定するということ(役柄ではなく名前だけ)。
そして、それを配信視聴者で応募した人の中から、直接電話して決めてもらうということ。
ふたつめは、即興劇のあとに10分間の休憩が入ったこと。
これは生配信だからという訳ではなく、換気のためらしいですが(この間も、音声はなかったですが、会場の様子はずっと配信されてました)。
最後は、公演終了後、配信限定のアフタートークがあったこと(数分だけでしたが)。
その中で、鈴木保奈美さんが舞台進出への意欲を見せていらっしゃいました。
近い将来、是非是非、舞台で拝見できることを期待しています。

※BLITZ赤坂が、今月22日に閉館するらしいですね。
お客さんを入れての公演は、これが最後とのこと。寂しい限りです。
来年のスジナシはどこで演るんでしょうか?
その頃には、安心して観に行ける世の中になっていますように。


過去のスジナシの感想はこちら

















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